バリのゴミ問題:Bye Bye Plastic Bagとは?
こんにちは。
もう一ヶ月前になるのですが、ウブドにあるBetelnutというカフェで行われていたプレゼンテーションイベント『Pecha Kucha night hosted by Hubud』で、グリーンスクールに通う姉妹が自分たちが行なっている活動『Bye Bye Plastic Bag』について話すことになっていたので、聞きに行ってみました。
Bye bye plastic bags!ってなんなの?
2015年までにバリ島内でのプラスチックバッグ(要するにレジ袋です)の使用、製造、販売を禁止させる活動で、バリにある超有名インターナショナルスクール『グリーンスクール』で勉強しているメラティ(Melati)とイザベル(Isabel)姉妹が中心になっておこなっています。
なんでも、この運動に賛成する100万人の署名を集めることができれば、プラスチックバッグを禁止する法律を制定するという約束をバリのガバナーI Made Mangku Pastikaから取り付けたからです。
ところでバリのゴミ問題は?
きれいな海に緑が美しい田園風景…バリのイメージってこんな感じかもしれませんが、確かに観光客が多い場所はある程度きれいです。
ですが、残念ながら一歩裏に入るとプラスチックゴミの山・山・山であります。。。
バリ島で消費されるプラスチックバッグは年間0000万枚。ゴミをゴミ箱に捨てる習慣もあまりないし、ゴミ箱も観光地以外にはほぼ置いてないので、使い終わったプラスチックバッグはあちこちにポイ捨てされます。川にポイ。道にポイ。ビーチにポイ。山にポイッ!そうして捨てられたプラスチックバッグは風に乗り吹き溜まりへ、川の流れに乗って海へ巡り巡ってビーチに打ち上げられることになります。
ポイ捨てされなかったバッグは家に持って買えられますが、行政のごみ収集サービスなどありませんので、家で焼却されることになります。粗悪な素材で作られたプラスチックバッグはきっと有害なガスを発生しながら燃えるでしょう。。。子どもたちの健康被害も気になります。
で、政府の対応は?というと、まーほんとにのんびりしたもので、Jakarta Globeに載っていたこの記事では、
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The problem is getting worse every off season, when the monsoons come and the onshore winds strengthen, pushing the trash ashore and leaving Bali’s beaches besieged by plastic. Although Governor I Made Mangku Pastika says the phenomenon is a natural occurrence and happens every year, the situation has been getting worse in recent years.
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問題は年々深刻になってきて、モンスーン(雨季)が来て、海から陸へ向かって吹く風が強くなると、バリのビーチは打ち上げられたプラスチックゴミでうめつくされる。
知事は『この現象は、毎年起こる自然現象』と言っているが、状況は近年だんだん悪くなっている…。
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自然現象だぁ!?ってどんだけのんびりしてるんだよ(怒!)
まぁこれがバリです。
で、Bye Bye plastic Bagsは何しているの?
メラティ・イザベル姉妹を中心に、署名を集めるためのPR活動と、地元の学生への啓蒙活動をおこなっています。どうしてプラスチックバッグがいけないのか?投棄されるとどんなことがこの先に起こるのかという事実を伝えていっています。子どもたちにそういう知識が付いていけば、大人の意識も変わっていく。
単に、こういった問題を一方的に伝えていっても、バリの人たちの性質上、右から聞いてそのまま出て行ってしまいます(興味が無いので)。そうさせないために、楽しみながら、一緒にスポーツや色んなアクティビティを通してまず友達になる事から始めているようです。大人も最近自分の子供が仲良くしているお友達のことは気になりますから、大人にも次第にその運動が広まっていく。
バリの南部チャングーのある村では、試験的にプラスチックバッグ0を実践していて、それなりの結果を出しているようです。ちゃんとやろうと思えば、プラスチックバッグなしの生活なんて出来るんですよ。
プレゼンを聞いて
最初活動を知って、ちょっと調べたら、中心になっているのがグリーンスクールの学生とわかったので、『なんだー。インターの子供か。。。』と正直ちょっとがっくりしました。子どもたちが中心で行なっているので、まず珍しい、そしてメディアのアテンションを引くことが出来る。と考えると、なんだか作り物っぽくてなんだかなぁと斜めな見方を最初していました。
ですが、イベントでの堂々としたプレゼン(実際この子達の後のプレゼンはかなりズブズブでした。笑)や、プレゼン後の質疑応答の受け答えを見ていると、大人にやらされているのではなく、自分たちが何をやっているかよく理解しているし、ちゃんと自分たちの考えを持っている子達だと関心しました。関心どころか、見習いたいです。はい。勉強になりました。
という訳で、バリに来てお買い物をする場合、出来る限りエコバッグを持参しましょう!日本人のエコ精神をバリで見せていくことで、地元の意識だって変わるかもしれませんよ。
ぜひサポートを!
1.署名にぜひサインしたい!という方はこちらから行えます。
2.活動資金を集めるためのイベントはあちこちでやっているようです。Facebookをチェックすると最新情報がわかるかも。
https://www.facebook.com/byebyeplasticbags
オフィシャルサイト:http://www.byebyeplasticbags.com/
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