じゃあコールドプレスっていうのは何?:抽出方法の違い
またココナッツオイルネタです。。。軽く連載になってます。
前回、前々回とココナッツオイルがどうして太りにくいのかとか種類について書いてみました。
ココナッツオイルって何がいいの?
どんなココナッツオイルでもいいのか?選び方のポイント
で『コールドプレス ヴァージン ココナッツオイル』ってよく聞くけどこれって何?という疑問にぶつかったのでさらに調べてみました。なんとなく体に良さそうな組わせだと思ってしまうのは私だけ?笑
今日は雑誌クロワッサンに載っていたバリのココナッツオイルについての記事を参考にしました:
オイルの抽出方法にはいろいろある
私は、オイルって単純に脂分を含んだ木の実や植物の種をギュッと絞ったら出てくるのかと思ってたのでココナッツオイルもそうなんだと思っておりました。が、そうではなくいろんな方法があるらしいです。
絞る
手で絞る、連続圧縮機で絞る、遠心分離器で絞る(分離する)、など方法は異なりますが、これらは『絞る=プレスする』しています。
ただ、連続圧縮機や遠心分離器を使用した際に熱を加えたほうが抽出しやすいので少し加熱したものを使っている業者もあるようです。その場合は『コールドプレス』とは言わないですね。
『コールドプレス』と謳っているものは、本当に熱を加えていないで絞ったものということになります。
煮る
バリで行われている伝統的な方法です。
ココナッツの実をすりおろしたものに水やココナッツウォーターを加えたものを布にくるんで絞ったものが『ココナッツミルク』なのですが、そのココナッツミルクを火にかけるとあら不思議、脂分が抽出できるのです。
ただ、これは加熱していますのでヴァージンココナッツオイルとは呼べません。
でも、ケミカルは何も使用していないので、あまり体には悪くなさそうですが。
発酵させる
『煮る』と同じく、ココナッツミルクから作ります。
ココナッツミルクは暖かいところに放っておくと勝手に発酵を始めて、水分と脂分に分離します。これが発酵分離法と言うらしいです。
『発酵』という言葉を聞くと、なんとなくこれが体に一番良さそうな気がします。あくまで言葉の感じだけですけどね。笑
一般的にオイルは過熱することによって品質が劣化しやすいので、オイルを作る過程で加熱していないものが、新鮮でかつ栄養素の損失も少ないと言われるんだと思います。なので、『コールドプレス』や『発酵分離』のココナッツオイルがよさそうですね。
バリで買えるヴァージンココナッツオイルは?
バリのスーパーマーケット(ビンタン、デルタデワタ、ココスーパーなど)や食材や(バリブッダなど)で購入することが出来るココナッツオイルは一体どんな方法で作られたオイルなんでしょう?
この写真に映っている2つのメーカーがバリブランドのココナッツオイルです。
左:Bali Virgin Coconut Oil
バリ東部のカランガッセムという所の家族が経営するファミリービジネスの会社だそうです。
ココナッツミルクを寝かせて発酵させて作る昔ながらの製法のオイルです。オイルが出来上がった後に6回もフィルターにかけて不純物を取り除いている無色透明のきれいなオイルです。
右:Camp Bali
バリ西部タバナンという地域の山の中にある会社。在住のオーストラリア人が、貧しい村の経済を助けるために始めた非営利団体が母体。村人からココナッツを買い集め、作ったココナッツオイルの売上を村に還元しているんだとか。
このオイルはラベルにも書いてあるとおり連続圧縮機で作る『コールドプレス』です。日本でも『ガルーダ・ヴァージンココナッツオイル』という名前で販売されているとか。
というわけで、次回はウブドでヴァージンココナッツオイルの作り方を見せてくれる所に行ってきたので、そのレポートをしますね。
関連記事
-
もうすぐガルンガンです。
二日後の水曜日は、バリの迎え盆「ガルンガン」ですね。 今回は4月5日です。 各家々では、ガルンガ
-
2018年 明けましておめでとうございます
昨年中は、スワルバリ カーチャーターをご利用いただきまして ありがとうございました。 2018年
-
ビタミンCが豊富な美白ティー:ロゼラティー
こんにちは。 年中夏のバリに暮らすということは紫外線との戦い。私はインドネシア人に間違えられる
-
ココナッツオイルって何がいいの?
私は、南国に住み始めて5年が経ちました。日本でかなり流行っている(いた?)らしいココナッツオイルは普
前の記事 : 2015年のニュピは3月21日です
Facebook
Instagram
- Instagram feed not found.