祝 ご卒業！初海外初バリ島 旅行会社が言わないご注意など。

もうすぐ3月。卒業シーズンですね。

思い起こせば、ン年前。私も初海外旅行は卒業間近に行ったんですよ。
行き先は微笑みの国タイ。
HISでパッケージツアーに申し込み。
スーツケースを買うお金が無くて、
大きいスポーツバッグをマサコちゃんに借りて。

夕方のバンコク空港に着いて、
若い女性のお迎え係さんとちょっとボロいワゴン車に乗って、
駐車場が遠くの隅っこまで連れて行かれたので
「えー大丈夫かな。この人ホントにガイドさん？」とか要らぬ心配とかして。
プレゼントに小さいウチワもらって、やっと信じたくらいでしたね。
思ったより発展していた高速道路を通って、チャオプラヤ川沿いのホテルに着いて。
翌朝、チャオプラヤ川下りの小舟ツアーに行って、
雄大な川に喜ぶ反面、川の水しぶきがうっかり口に入ったら
食中毒になるよねー！とドキドキしたり。

おお、つい語ってしまいました。

私はここバリの田舎にもう10年住んでいまして、もはや地元なのですが
初心は忘れておりません。

初海外、初バリ。嬉しいやらちょっとコワいやら。
そんなことをつらつらと挙げてみます。

＝まず出発前＝
その１　うっかりエピソード
インドネシアは、パスポートの期限が残り6ヶ月以上が入国の条件です。
以前それで、友人がバリの空港に着いたのに入国できず引き返し1名･･･

三家族のグループ旅行で、一家族の娘さんの期限がもう切れていたのを
成田のチェックインカウンターで気づき
一家族、成田で旅行キャンセルというのがホントにありました。

チケットの代理店は、確認しないで売っちゃうこともあるらしいです。

その２　がっかりエピソード
新品箱に入れたままの、スマホなどの高額品は
バリで転売するのか？と疑われて、
何万円単位の関税を掛けられてしまうことがあります。

以前、バリ在住の友人が、バリに来る人に
パソコンの新品を買って、持って来てもらったそうです。
その人は、自分の物じゃないから手を付けずにパッケージごと持ってきたら
税関で2万円くらい支払う羽目になったそうです。

その３　押し売りエピソード
先日お越しになった、タバコ好きの社長さんご一行は
海外旅行に慣れているのに、
「最近、日本からインドネシアへご旅行をされるお客様の中に、
タバコを２カートン(400本)持ち込めると思い込み、
インドネシア入国の際に罰金、もしくは没収されてしまい、
不快な思いをされているお客様が多数いらっしゃいます。

この原因の一つとして、日本の空港免税店にてタバコを購入される際、
空港免税店の販売員より
「インドネシアは、日本製と外国製のタバコ 各１カートンづつ、計２カートン持込み可能」と
案内されているケースがある様です。

実際には日本製・外国製問わず、
インドネシア入国時には１カートン(200本)まで と定められておりますので、
お間違えない様、ご注意ください。」（拝借しました）

これをやってしまい、がっかりしてました。
私も十数年前、成田の免税で「３カートン買うと腕時計プレゼント」というわけで
当たり前のように買って、
没収覚悟でこっそり、ならあるかもですが、
当たり前のようにバリの税関で「はいこれですー」と見せて
「あの～１箱までなんですよ？」と職員を困惑させたことがありました。
税金払うか、２箱没収か？で没収してもらいました。
あの時の優しそうな職員さんの顔、まだ覚えてますわ。

また酒類の持ち込みはお一人1 リットル （21歳以上）だそうです。
なので、息子に持たせてもカウントできないですわ。

その４　身軽エピソード
できれば荷物は少なくしたい。特に液体は機内携帯荷物に入れられないし。
近年、バリにやたらと「コンビ二」がたくさんできまして、
お弁当を売っていないだけで、あとは日本のコンビ二にそっくりです。
バリに着いてからでも、空港とホテルの近くのコンビ二で買うこともできますね。
シャンプー類はお土産に人気なほど結構質が良いです。
虫除け、日焼け止めなどもあります。
バリの虫除け「soffell 」や「Autan 」
いい香りでお土産に買って帰りたくなるほどですが、けっこう強い薬なので
肌が弱い方は、日本製のほうがいいかもしれません
内服薬も、飲みなれているいつもの物をお持ちいただいたほうがいいと思います。

＝バリの空港到着＝
その５　飢餓エピソード
エアアジア成田便が終わってしまったので、
いまのところ直行便はガルーダしかないのですが、
その到着時間、入国審査が激混みになるんですよね。
成田とか関空とか、飛行機降りて30分くらいでシャバに出れるでしょう？
バリなんて、2時間後とかザラですからねー　
なんとかしてほしいけど、どうにもできない。
入国審査待っている間に行き倒れにならないように
日本の空港のゲート前の売店で、バリの空港で飲む分の
飲み物を確保していると安心でしょう。（おやつも）

その６　たまにはバリの長所エピソード
バリの空港はフリーwifi がありますので、
お迎えのドライバーさんのLINEなどを知っておくと
連絡が取れて安心ですね。
日本よりもフリーwifi はたくさん見つけられますので
携帯電話のカードを用意しなくてもいいくらいですよ。

その７　金の亡者エピソード
以前の古い空港の時、到着ロビー前に並んでいた両替店は
悪の権化みたいでした。
落語の「時そば」ってご存知？　
「１、２、３、今何時？」「６時」「７、８、９」ってアレです。

それをマジでやってましたからね～　友人がやられましたので
私が指摘しましたら、ああ、ゴメンゴメンというノリで
「自分の」財布から補填してました。なんで自分の財布なの？

新空港舎になってから、わりとビシッとした両替所になって
交換レートは街よりは劣りますが、ちゃんとやっているようです。

＝バリのホテル＝
その８　フロントも時々ミスる
ホテルでは、宿泊客のパスポートを確認、コピーを取って
所轄警察に報告する義務がありますので、
チェックインの時に、パスポートを預けますが、その時だけです！
部屋に入る前にパスポートは必ず返してもらってください。
チェックインは重なるもので、時間によってパニックになってますから
フロントが返してくれなかったら、
それはただ単に「返し忘れている」に他なりません。

その９　オートロック
部屋のドア、外から開けられない～　
部屋に入っても電気がつかない～　
電子カードを使っているホテルが多いと思います。
電子カードをピッして使いましょう。

その１０　あってうれしい備品
インドネシアはプラグの形状が日本のと違います。
変換アダプターはホテルにあると思います。
部屋にある場合も、フロントに頼めば貸してくれる場合もあります。
無かったとしても、街で150円くらいで売ってます。
スマホは110～220V対応なので、変圧器は要りませんね。
ドライヤーも備えているホテルが増えましたね。

お部屋にあるペットボトルのお水は飲料水です。
蛇口のお水は飲用には向きませんが、
歯磨きとか口をすすぐだけなら全然大丈夫です。

＝街で＝
その１１　食あたりかと思いきや･･･エピソード
水の衛生面はずいぶんと良くなり、また庶民の暮らしもぐっと良くなりましたので
悪い水やそれで作った氷が
みなさまが行くような飲食店では出ることはないと思います。

食中毒よりも、観光客に意外と多いのが食べすぎ飲みすぎでの腹痛です。
辛くなくても、ショウガやニンニクの利いた食事に
暑いので冷たい物を急に飲むと、お腹がびっくりして
発熱も嘔吐も下痢もないけど、どうも調子が悪い、というのがあります。

バリの人もそういうことよくあります。
それを「Panas Dalam」といいます。
直訳すると、「中が熱い」なんですが、日本語なら「胸焼け・胃のもたれ」ですね。

そういう症状にスカッと効くドリンク剤もありますので、
不調の時は早めにスワルバリのガイドに伝えてくださいね。

その１２　今やバリっ子さえもエピソード
バリの食事はスパイシー、ですが
最近、庶民にもピザとかパスタとかハンバーガーとかフライドポテトとか
洋食メニューが大人気です。
バリ料理食べたくない、ピザがいい～と泣く
バリのニューファミリーの子供も見かけます。（食育失敗しましたな）

なのでバリに来ても、ほぼどこでもスパイシーじゃない食べ物はあります。
そしてなぜか日本食も人気です。しかしほどんどはなんちゃって日本食です。
あえて注文してみて、みんなでツッコミ入れながら食べるのも
旅の思い出になるかもしれませんね。

その１３　値切ってなんぼエピソード
日本で交渉してから買う物って、なんでしょう？土地？家？車？
バリでは、それでもだいぶ定価が付けられている物が増えましたが
まだまだ交渉して値段を決めて買う物も多いです。

これが楽しいならいいんですが、私はめんどう派です。
暑いし、あー疲れる。なるべく短時間で会計したい。
そこで値切りの目安。
例えば売り子さんが、１０万ルピア、と言ったら
半額の５万ルピア、と言ってみましょう。
もちろん承諾しないと思いますので、じゃあ７万ルピアと言ってみましょう。
そうすると８万ルピア、と言ってくると思いますので
そのあたりで承諾しましょう。
つまり20％オフなんですが、初めから８万というと
９万から譲らないと思いますので、押して引いてでいってみましょう。
（だから私は、小物のお土産は、お土産センターで買うのが好きなんです）

その１４　持って帰りづらい　エピソード
バリは手工芸品で有名です。
布製品は心配ないですが、木工製品はちょっと気を遣います。
丁寧に作られていても、湿度たっぷりのバリから
カラカラの日本の寒空に向かいますと、急激な変化で
ひび割れが生じることが多々あります。特に今の時期ですね。

街のお土産屋さんで買うと、もちろん包んでくれるんですが
たまに そこんちの子供のテストの解答用紙の古紙とか、
エコ過ぎる物を使ったりしますので、
木彫りや彫刻を買うぞーとお決めでしたら、
日本から「プチプチ」のシートを持っていくと便利ですよ。
保湿もできるし軽いですしね。

その１５　持って帰れない　
今は雨季なので、果物が豊富です。
家族にも食べさせたい！ところですが
ほぼ持って帰れない、と考えたほうがいいでしょう。
南国フルーツのジュースのパックがありますのでそれもいいですが、
日本でも売られているかも。

さて、私の初海外 初タイ旅行エピソードに戻ります。
お小遣いをくれた叔父に何かお土産を買わねば･･･
お菓子でもTシャツでもいいのに、なぜか私は
ニンニクのスパイス漬けの瓶詰めを選んじゃったんですね。
で、スーツケースを持って行きませんでした。
そして重いのはイヤ。
なのでマサコちゃんに借りたスポーツバッグに
瓶詰め入れて預けちゃったんですね。

成田に着いて、荷物を引き取って･･･なんかくさい。
そうです。瓶、割れてました。
当たり前なのに、そうなるとは思わなかったんですね。
当時は水物も機内に持ち込めたから、手荷物で持てばよかったのに。
なので叔父のお土産は無いわ、
親切にもバッグ貸してくれたマサコちゃんに大迷惑掛けたわ
（どんなに洗っても、ニオイ取れませんでした）
当時の自分に言ってあげたい。まあ、落ち着け、と。

初海外でいろいろハプニングあり
（同行の友人、発熱により英語の女医さんホテルに往診頼んで注射とか）
一気に大人になった感のある体験になりました。

あの時、はじめて海外で雲を見て、
日本の雲と同じだ！と変なことで感動しましたっけ。

あの時もらったHISタイのウチワとバリの田舎の空と
記念撮影しましょう。